プランターへ給水のアタッチメント(新技術)
 ベランダでイチゴを、階段で鉢植えのブルーベリーを育てていますが、旅行中の水遣りが問題です。
 ネットで調べると、皆さんいろいろと工夫されており、給水商品がホームセンターやネットショップで売られています。
 安価なのは百均ショップの円錐形のものですが、「水が流れすぎて、給水の期間が短すぎる」との意見があります。
 評価が高いのは、紐でペットボトルの水を誘導する、毛細管現象を利用した方式ですが、逆に「水が流れない、
 途中でとまってしまう」などの問題点があげられています。また、使用前に水に浸す面倒な作業もあります。
 
 エチブロの吸着剤処理では廃液タンクからサイフォンの原理でカラムに液を流していますが、
 「この方法でプランターへの給水で きるのでは」と思いました。
 多くの実証実験を経て出来上がったのが、この給水アタッチメントです。
 水が安定して流れるために給水ライン全体を閉鎖系にしているのが、この製品の大きな特長です。

 もう、給水の失敗はありません。 
 (1)操作法
従来品のように使用前に水に浸すなど面倒な予備操作は不要なことです。
 全ての操作を最初にアタッチメントをつけてから、そのままで行うことができます。
 
(2)特長:新しい技術
 毛細管現象により繊維を通して水を供給する方法は、従来の方式と同じですが、
全流路を閉鎖系にすることにより、水が安定して流れるようになっています。
 そのために繊維の素材(綿、アクリル、ポリエステル、羊毛など)や
形態(紐、ロープ、毛糸など)を種々試してみて、最適化を図りました。
 非常にシンプルな構造ですが、水は安定して1週間から10日間流れます。 
 
市販品との比較
 市販品を大別すると、以下のようになります。
  (1)ペットの口にねじ込んで使うタイプ、
  (2)毛細管現象で細いチューブを用いて水を導くタイプ、
  (3)吸水性に富んだ繊維を用いて水を導くタイプ、 の3種類があります。
使用方法
 簡単です。市販品のように、使う前に本体をバケツの水に浸けたりする必要はありません。
事前に行う予備操作なしで、手を煩わせることなく、ペットボトルに装着したままです。
使用方法のファイル

             使用実施例

測定データを一つだけ紹介します。実際にプランターで行った実験です。
       
(説明)
ボトル(水1.8リットル)は、プランターの土の上に置きました。
給水は、1週間続きました。この給水期間は、土の状況(乾燥状態)や季節によっても変わるでしょう。


昨年春の見直しにより、厚さ3cm以上の郵便物の料金が大幅に値上がりしました。
PETボトルのキャップは3cmを超えますので、郵送料が大きな負担となってしまいました。
いかに技術が優れていても、価格の上昇は競争力の低下に繋がり、
リピーターもできましたが、販売を中止するに至りました。

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キーワード:ペットボトル、水、水やり、給水、植木鉢、プランタ

                             2019/01/05 更新